高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

ポータブル専用商用ソフトウエアツールの妄想。

 で、最近ちょっと思うのが、ポータブル専用ツールというのはできないものか、という妄想だったりする。
 ちょっと前、今ほどオンライン認証が普及する前だと結構安めのソフトでもあったりしたのだが、トングルという、それこそ今のUSBメモリみたいなちっちゃいデバイスで、USBだけではなく、シリアルポートなどにもさして使うライセンスキーで、これが刺さっていないと起動しないみたいなソフトウエアが結構あった。
 結局はそのデバイスですらエミュレートされ、クラックされてしまったので最近はみなくなったが、今でもすげー高い、百万とか平気でする業務用ソフト(CAD/CAM/CAEとか、グラフィックソフトウエアとか)で、ハードウエアで暗号解除機能を持たせたりして高度化*1して使っていたりするらしい。

 そして、今なら、である。 今なら、ポータブル専用ツールとして、はじめから読み取り専用エリアと、データ書き込みエリアを用意してやると。

 それで、USBを差し込んで起動するだけで、そのソフトが使えますよという感じで、インストール不要のツールとしていかがでしょうと言う感じである。
 つまり高いアプリケーションで、トングルとインストールメディアを一体化してしまえばいいんじゃないかと言う考えであります。

 どういうことを想定しているかというと、お客さんのところとかに出向いて、自社のCADを使ったりしなければならなくなると、いまだとライセンスサーバともどもインストールした専用PCを持ち込むか、何らかの方法で社内LANに接続して、社内のサーバをVPNや携帯通信デバイス越しにライセンスを取得するといった方法になるのだけれど、どちらにせよ自分で機材を持ち込み、そして持ち運べる機材と言うことは、どうしても小さいノートになってしまうので、あんまりちゃんとした作業ができないということになる。
 しかし、もしこういったものが実現すれば、すみませんちょっとパソコンを拝借、とかいってぷすっとさせば、それでOKと言うようなことも可能なんじゃなかろうか。

 場合によってはKNOPPIX的なOSを仕込んでおいて、OSからブートするなどすれば、さらによいと。

 まー、難しいでしょうけれど、どこかやってくれないかしら……。

*1:つまり高いソフトじゃないと使えなくなったらしい