高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

オンライン書店bk1グッズ。

 自分はオンラインで本を買うと言えばbk1を使っている。 bk1は今では貴重な存在と……というか唯一? の実店舗を持たない総合的に、しかし書籍だけを扱うオンライン書店である。
 なぜかというとそれはいろいろあるが、なんとなく大手のオンライン書店のなかで一番「本屋さん」という感じがするということがある。また、サイトがシンプルでわかりやすいとか、本だけを売っているというそのシンプルさ……他のオンラインで本を通信販売しているところでは、本を求めてきているのに他のものがあってあんまりよくないのである。つーか、どこも利幅がでかいDVDとかそのあたりを盛んに表に出しすぎというか。

 言うなれば、多機能ワープロとエディタの関係とでもいいましょうか。

 あと、配送状況で嘘をつかないというのもあるだろう。 とりあえず自分の経験ではbk1の発送は一番早い。24時間以内発送商品が、注文の後30分で発送完了になったこともあるくらいである。
 最近は多少ましになった感があるが、Amazonにはさんざん発送関係でやられた。24時間以内に発送されないことは日常茶飯事だし……というか正直に24時間以内に発送されたことなどそれこそ数回ぐらいしかないわけだが……楽天ブックスは在庫ありで購入したはずなのになぜか「取り寄せができません」といった内容のメールが来て取り消されたことがある。機械的な対応なのはまぁいいとして、そういったテンプレートで送っているはずなのになんともお粗末な文章が妙に感にさわった。
 が、とりあえずbk1は、非常に使っているがそういうことは一度もない。 おそらく大規模に在庫をもっているのだから、そういったことは必ずあるはずなのだが、多分スタッフの方々が何らかの方法でフォローをしていると思われる。おそらく。

 もちろん、そのほかに在庫の取り置きやおすすめであがってくる書籍が自分の感覚とあっているといった感覚もあるのであるが……。

 というわけで自分はbk1が苦手なジャンル*1以外は基本的に在庫があるかぎりbk1で買っている。


 そんなbk1では最近……というか半年ぐらい前からかな? 一万円以上買うとポイントなりbk1グッズがもらえるというキャンペーンをさんざんやっている。で、自分はまんまとその戦略に乗って、結構な割合で一万円以上注文を出していたりする。 後千円とかになると、思わず違う本をカートにいれてしまったりしてな。

 そして、本日、bk1から注文してあった本が届いた。今回は一万円を超えていたわけではないが、そのとき、2つの小包が届いた。 あれ? 二つに分かれてきたのか? こんなことは現代用語の基礎知識イミダスと同時に何冊か本を買ったとき以来だなぁ……などと思ってみると、片方はbk1の通常の発送伝票ではなく、よくあるクロネコヤマトの発送シールで……。

 明けてみると、その中には携帯電話充電器と、なにやらちゃんと包装紙に包まれた四角い箱が。なんだこれ。


 というわけで、それが本日の日記の写真である。 そう、bk1グッズだったのだ。 そーいえば、去年の年末頃、一万円の注文を二連続で(片方は24時間以内発送のものだけをあつめたもの、もう片方はそれ以外)を出して、両方特典を「bk1グッズ」にしておいたことを思い出す。

 だが、それがなんかありえない感じなのである。

 今までのbk1グッズでいただいたものは、以下のようなものである。

  • タンブラー (×2)
    • アルミ容器の外側に透明樹脂の容器がついて二重になった大きめのタンブラー。ねじ式のふたつき。 二重底で多少断熱性能有り。 bk1のロゴつき。 一つは今自分の隣に。もう一つは会社で使用中。
  • ミニ風呂敷 (×1)
    • ハンカチよりちょっと大きいかな? という程度のビニール袋入りのもの。「びーけーわん」というロゴ入り。紺色。 文庫本一冊つつむくらい。 本を持ち歩くときに使用中。
  • トレシー (×1)
    • 特殊繊維で汚れを取る布である。いわゆるめがねふき。レンズふき。 パッケージに「bk1」のロゴ入り。 鞄に入って使用中。
  • 卓上カレンダー (×3+このキャンペーン以外で届いたもの1つ)
    • bk1黄色とでもいうべき色を基調にしたロゴ入り卓上カレンダー。 一つは今ディスプレイの隣に。もう一つは会社にあげ、もう一つは母に。もう一つは未開封で眠っている。……いや、さすがに四つは多かったわけで。

 という感じだった。このグッズの変わりにポイントを選ぶと千円分もらえるということなので、送料等を考えればなかなか順当。 下手に三千円とか値段をさげて使えないものを配るよりかは、こういったこもにしてしっかりとやっているのはいいかんじである。

 今までのものも実用品に限っていてなかなかいい感じなのだが……しかし、今回はちょっとおかしい感じなのだ。今までとは明らかに高いのである。

 写真に写っているものの一つ、四角い箱にはいっているものは風呂敷である。 しかし、この風呂敷、でかいのである。以前届いたものに比べて。 以前のものは文庫本を包むのにちょうどいい感じなのだが、これ、ノートパソコンだってらくらく余裕をもって包める、いわばフルサイズの風呂敷なのである。「びーけーわん」というロゴ入り……こういうのはふつう安くて1500円以上はする。たぶんロゴ入りなのでもっとかかっているのではないか?

 そしてもう一つは、携帯電話充電器である。 巻き取り型USBケーブル(USB A端子(長方形型のやつ)とミニUSBケーブル端子(ウィルコムの携帯やデジカメなどのやつ)と、それが接続できるコンセントアダプタと、デジタル、FOMACDMA対応の携帯電話アダプタが付属になったもの。 巻き取り型USBケーブルにbk1のロゴがついているもの。……こういうのもふつうは千円以上する代物である。自分もこの手のもの(au CDMA限定のやつだが)を買ったが、たしか1300円ぐらいした気がする。

 bk1では宅配便指定オプションは250円。さらに通常送料がかかり500円かかる。実際にはbk1を利用する人の大半は1500円以上買うだろうし、ある程度の大きさのものを買えば宅配便指定を使わなくても宅配便が使われるのである程度買えばただなのだが、こんかいのこれはもちろんプレゼント発送なわけで金額はかかっているはずである。

 よって……風呂敷1500円、充電器1000円、送料500円と見積もっても、3000円かかっていることになる。実際にはオリジナルロゴをいれることでもっとかかっているだろう。

 よく言われるのは、本屋さんの原価は平均八割だと言われる。八割ということは、自分は2万3000円ぐらいかっているのでだいたい4600円。

 ……単純に計算して1600円しか利益がないのでは? という感じになってしまう。さらに自分が買った本にも当然送料(だいたい500円?×2)手数料(コンビニ払いだと100円?×2)、さらに人件費や諸経費などもかかっているはずで……。




 は? てめえなんぞが心配するよーな話じゃねえだろって?

 いや、それはその通りなのでありますが……それに最近は単に「グッズプレゼント」となっていて以前のように「オリジナル風呂敷プレゼント」といったように商品指定がなくなっているわけで、おそらく今まであまったグッズを配っているのだろうということは、容易に想像がつくわけであります。

 しかしそれにしたって、あんまりにも自分のところに来たグッズがかなりつかえるものだったので、なんかうれしくなってありがたく使わしてもらおー、とか思うのと同時にちょっとだけ心配になりまして。
 今まで上げているグッズの値段だって基本的にはお店屋さんで売っているものを基準にしたわけで、大量仕入れとかでもうちょっと安いのかもしれないわけですから。

 しかし少なくとも、自分はbk1が無くなるとこまるわけで……どこもかしこも、猫もネズミもWeb2.0、ウエブニーテンゼロと騒がれる昨今でありまして、その最先端として出てくるのが「ロングテールとセットでアマゾンドットコム」と「グーグル」だったりします。(あえてカタカナ)。アマゾンは巨大になって、このコンピュータ周りの常としてどうしても巨大なものが一社独占する傾向があるんであります。 そんななかで、超巨大なアマゾンがbk1をつぶしてしまうんじゃなかろうか……以前はbk1のブリーダーズプログラムをよく利用していたサイトがどんどんamazonアソシエイトに切り替わっていくのをみていると、何となく心配になったりするわけでありますよ……。


 などと、ぐだぐだと書く夜更け。 というか未明。 とりあえずいただいたものはありがたく使わせていただく。風呂敷はちょうどほしいと思っていたところだし、充電器は今使っているものを会社において、これをもってあることにしようと思う。

*1:たとえばアダルトとかアダルトとかアダルトとか(ぉ 特に成人向け漫画のほうは基本的に24時間以内発送商品が無かったりする。 bk1独自では在庫を取っていないようだ。 あと雑誌も販売をしていないので弱いジャンルといえばそうである。