村田蓮爾、放電映像他『Robot 5』
非常に高い印刷クオリティーのフルカラーで送る、画集のようなコミック誌、Robot最新刊であります。
なんだかんだとずーっと買っているわけですが……なんといっても!第5冊目にして始めて、放電映像氏が登場であります! わーい! いや、買うたびにアンケートハガキの「登場して欲しいクリエイター」だかなんだかの欄に「放電映像」と書き続けたかいがあったというもので……。
今回の執筆陣は
- 村田蓮爾
- 放電映像
- 浅田弘幸
- 安部吉俊
- 伊藤真美
- キム・ヒョンデ
- ユザキユースケ
- SABE
- Shizilow.HA
- 多田由美
- 帝国少年
- 長澤真
- 藤純
- 前島重機
- 前田浩孝
- ミギー
- むらかわみちお
- ヤスダスズヒト
そうそうたるメンバーと言うか、かなり個性の強い人たちであります。
Robotは、村田蓮爾責任編集、というコンセプトで……村田蓮爾のセンスと信念というか本作りに対するコンセプトというか……ぶっちゃけ、趣味が前面にでて作られている感じの本であります。
なので、全面カラーで、版も大きく、さらに非常にクオリティーの高い印刷が施してあります。奥付に版型製作者の個人名がクレジットされていたりするあたり、非常にこだわりを持っていて、クオリティが高い。某出版社が出した「本当にこれ画集のつもりか?」とか「別にクリアカバーが欲しくて買ったわけではないのだが。こんなところにこだわらず、版にこだわれよ画集なんだから」と言いたくなるようなひどいものとは一線を画すかなりのこだわりの本であります。
また、執筆陣も非常に豪華で、一応コンセプトみたいなものはあるのかもしれませんが、あきらかに各自自由にやっている感じであります。普通のコミックではまず無理と言うか、書いている人のセンスがごろっとそのまんま乗っている、っていう感じであります。
で、そういうなかで放電映像氏が登場であります。カラーコミック初挑戦、とのことで、モノクロなコミックは以前ドラゴンマガジンにのったわけであります。
放電映像氏の書く絵については、ぎをらむさまがご自身のはてなダイアリーのエントリー「放電映像さんのイラストに見られる変則的な構図について考える」および「色相が入れ替わる放電映像さんのイラスト 」で考察なさっておりますので、高度な話はそちらにリンクさせていただくとして、
個人的には、あの瞳が好き。それから、ひざとひじが好き。以前のドラゴンマガジンにのったものでも思ったのですが、透き通って見えるような、なんとなしに透明な空気感のある雰囲気などが好きです。
つづく、になっておりますので、続きを期待しつつ。といっても、このrobotって乗っているときと乗っていないときがあり、さらに平気で二ヶ月とか発売が遅れたりするので、アレですが(ぉ
つうか、イラストの本を、言葉で感想を書くのって難しい……。なんというか、本棚に並べておいて、折に触れてみる、そんな感じの本であります。