高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

ノートンシステムワークスプレミアを買ってみた。インストールする。

 ノートン・システムワークス 2006 プレミア我が家ではすでにノートン先生の一部を用心棒として召還しておりますが(ノートンインターネットセキュリティ)本日は、Norton SystemWorks 2006 Premier(ASIN:B000BT127K)を買ってまいりました。これはプレミア版じゃないほう(ASIN:B000BR1P5Q)にバックアップソフト ノートンゴーストとベンチマークソフトが付属したバージョンです。

 別にシステムに具体的に何か特別な不具合を抱えていてそれの解決を願ってというわけでもなく、また母艦*1には怪しいソフトなどは入れておりませんが……ぶっちゃけ、昔からちょっとあこがれていたんで、などという非常にあいまいな理由で買ったわけでありますが(ぉ

 Premierにした理由は、ノートンゴーバックはシステムに結構なリスクを負う……マスターブートレコードの改変を伴う常駐のバックアップを行う模様。上書きも復旧できるが、肝心要のハードウエアのトラブルには役に立たないし、今のところ何回もバックアップが必要になるほどの重要で且つ同じファイルを継続的に編集するような機会が自宅ではないということを天秤にかけて、使用は控えるつもりでおりまして、その代わり、総合的なバックアップソフト、ディスク全体をバックアップできるようなソフトを考えていたのだけれど(現在もシステムの復旧というよりドキュメントの保存の関係でバックアップは作成している。たぶんこれもしばらく作るが)なんかこの種のソフトってシステムの非常に深いところで動作するイメージがあるので、競合しそうで怖い。というわけで、ノートンゴーストを利用するためにプレミア版にしたのでした。

 しかしこの種のソフトをインストールするときは妙に緊張する。というか失敗したらやばげ。シマンテック製品はみんなそうだが、ドキュメントが足りなくていろいろ不安な点も多い。というわけで、このあととんと書き込みがなければ、失敗してシステムが飛んだか、もしくは時間がかかりすぎてとっとと寝た、または本、具体的にはMF文庫Jの新刊に夢中になりすぎて忘れた可能性があります(ぉ

<追記・22時15分>

 インストール完了いたしまして。とりあえずGoBackはインストールしませんでした。で、インストール時間は事前ウイルスチェックを含めてだいたい5分ほど。まぁその前に個人的にやった事前診断とバックアップがあるので若干時間はかかり。

 インストール時は簡単にインストール製品の選択ができるのはなかなか。基本ファイル以外ははずそうと思えば全部インストールしないでもいけるっぽい。なので、あっさりとGo Backはチェックをはずしてインストール無しとしました。

 また、プレミア版についてるベンチマークソフトとハードウエアの最適さを確認するソフトウエアは

 はっきりってユーティリティすべて含んでインターネットセキュリティよりもインストールは体感的に早かった気がする。そのあたりはやっぱりユーティリティはユーティリティであるという話なのだろうか。現在は正常に作動中。

 そんな状態でインストールした直後には、ノートンゴーストのアイコンと、ノートンシステムワークスのアイコンがタスクと例に増え、また起動するたびにざくざく増えるという……うへ。 確かにこれは重いソフトウエアであるといって適切だろう。
 ただ、個人的にはあんまり重くなったという感じはしない。もちろん、まだインストールした直後なので、いろいろ試したわけではないが、最大で起動すると、自分の環境だとノートンシリーズが以下のように常駐している状態になる。

 これはタスクトレイにアイコンが並んでいる数なのでさらに、ノートンアンチウイルス関連の常駐プログラムがいくつか走っている。

 だが、他のプロセスの邪魔をしないのか、起動時はそれなりに時間がかかるようにはなったが、後は大して余計に重くなっている感覚はない。メモリは消費しているかもしれないが、別に常駐する必要がないソフトは切っちゃえばいいのである。この場合実際に最低限常駐すべき、システムを絶えず保護する必要があるのは、

 このみっつだけ。ってか三つも増えるのかよ、という話もあるが、プレミアじゃなければゴーストはないし、別にこれでいいんじゃなかろうかって言う感じである。

 なんというか2005バージョンは各所を拝見するに、非常に「重い」「重い」という話を拝見していたが、自分の環境ではそれを感じない。が、これはおそらくバージョンアップによるパフォーマンス向上ではないかと推測する。

 根拠は、ノートンインターネットセキュリティ2004で起動時に正常に常駐が開始しないことがある(というのは、起動するときと失敗するときとあった)というのに散々悩まされ続け、なんとかパターンを見ようとこの日記の一番最後に毎日起動とシャットダウンを繰り返すたびに記録を入れていたのだが、2005にバージョンアップしたらぴたりと止まった、という経験があるからである。あのエラーは結局なんだったのかなぞのままだが、今回もそれに似た事象ではなかろうか。


 しかし……なんというかノートン先生フル装備(ひとつ封印中だが)って感じですなぁ。ノートン落ちれば我が母艦も撃沈すると。そんな勢いになっていると……。 だいたいこれでノートン先生に二万円ほど貢いでいることになるのですが。

 そして、それにしたってもったいないのがアンチウイルスの被りである。アンチウイルスだって一年の更新で四千円ほどとられるのである。それを多重に払っていると考えるとなんとももったいない。

 ここはフルアーマーノートンとかいって(もちろんバージョンはMk2とかで、すでにシマンテック社の人じゃないというけどピーターノートン氏に出てきてもらって鎧姿で) ノートンシステムワークス フルプロテクションスイート とか適当な名前をつけて出していただきたい。てか、現在もノートンインターネットセキュリティの管理コンソールからはノートンシステムワークスのコンソールを起動するボタンがついているし、逆にノートンシステムワークスからはインターネットセキュリティにいけるボタンが付いている。また、2005からついたノートン版セキュリティセンターともいえる機能は両方を認識しているので、だったらさっさと統合ソフトにしてしまえと思うわけである。
 それで二つ買うより四千円以上安ければ使う。ついでに、ノートンパスワードマネージャーをぜひつけて欲しい(ぉ そのほか、いろいろな小物ツールも増やしたりしてさ。



 その後、まずはNorton Goustでバックアップイメージを外付けHDDに作成いたしまして。流れで完全バックアップになっちゃったけど、よく考えると保存してあるクノーピクスのディスクイメージとかその類はバックアップ撮らなくてもいいよなぁ、とか考えたりしたが、まぁできちゃったので。
 70GBくらいのバックアップデータが、圧縮されて全部で46メガバイトほどになりました。案外圧縮率が悪いのは、やっぱりメディアファイルやすでに強度な圧縮をかけられたファイルがあるからじゃないかなどとおもうが、まぁこんなもんなのか。
 また、昔は全部英語でWindowsからでは実行できずのDOSで起動しており、さらに取扱説明書がひどいことで悪名が高かったこれだが、実際にはその後買収したソフトウエアがベースになっており、現在はWindows上からバックアップ作成ができるし、日本語がちゃんとしているし、別物になっているようだ。

 だいたいこれぐらいの容量で、バックアップ先がUSB2.0で接続した5300回転のハードディスクなのだが、スピードを最大に調節して1時間弱くらいで可能だった。
 しかし、DVD-Rとかに焼くにしても10枚とかとんでもない枚数になってしまう。これはやっぱりHDDの容量の増加とリッチなコンテンツが増えていることが原因だと思うけれど。また、ノートンで圧縮さらに暗号化もできるのだが、これで万が一シマンテックが死んだら、バックアップはすでにバックアップではなくリストアできないことになる、とか考えると結構おそろしい。本当になくなったらやばいファイルは今までと同じようにバックアップをとることも考えたほうがいいだろうなぁ。


 そして、ノートンスピードディスクをやる。これはずばり「ディスクデフラグ」である。そして、画面はかつて慣れ親しんだ、色の付いた升目が並んでいる表示画面。それはそのはずで前のWindowsに搭載されていたディスクデフラグツールはシマンテックのライセンスソフトだったためである。
 それを知っていた自分が期待したのは、あの升目が移動していくように見えるあの視覚効果なのだが、残念ながらリアルタイムでぽっぽっぽと移動していくさまをみることはできなかった。残念。だけれど、スピードが非常に速い。通常のデフラグソフトよりもかなり早く最適化が完了する。これはさすがだ。また、システムファイルを動かすことも可能なようだ。どれぐらい早くなったか、という目安だが、使用しているメーラーの起動時間が体感で3分の1ぐらいになったような気がする。断片化率33%を最適化してこれなので、なかなか効果があるだろう。ディスクのアクセスが大幅に減っているのに注目したかったり。

 その次にやったのがノートンクリーンアップ。不要ファイルを消すためのソフトですな。が、これは結構きっついソフトだ。不要なファイルを検査してくれるのかとおもったら、既定のファイルをただ削除するだけだったりしてきっつい。
 何も知らずに高速クリーンアップを選んだ自分はあえなくクッキーを全部消され、いろいろなサイトのデータ、特にbk1の買い物かごデータをなくしてちょっと途方にくれとります。まぁしょうがないか。
 なのでとりあえず実行してみる前に、ノートンクリーンアップのコンソールの一番したからオプションで、残すファイル、クッキーなどを設定しておくと幸せかも知れない。サイト単位で設定が可能。だけど、なんか自分の環境じゃうまくいかない……? あれ? なんかまた消されてしまった……orz。 ここらへんはもうちょっとチェックが必要か。

 そして、ノートンWINドクターを起動、Windowsのシステムの走査をおこなったら……なんか153件とか出たんですが(大汗 ショートカットの先が存在しないなんてのはまだいいのですが、そのほかのいろいろでてきて本当にこれを修正して不具合などでないのだろうか、とか考えるとなかなかどうしたらいいものやら(汗 という感じでありまして……。 とりあえずやってはみたものの、ひとつも修正せずにそのまんま。


 そのほかに、二つツールが付属するのだが、このツールが非常に良くできていてかなりいい。まず、プロセスビューア。どうもこれ、フリーソフトで配布されている(?)ソフトウエアの商業付属版っぽいものだが(バージョン情報に個人名っぽい名前が入っている)日本語で利用できる。
 これは、Windowsのタスクマネージャの高度版という感じで、現在実行中のプロセスの一覧から、そのファイルのありかを示すパス、Windows起動時に自動的に実行されるファイル一覧、モジュールやプロセスの関係を表すツリーなどが表示される。これがあればソフトウエアの起動管理はある程度できてしまう優れもの。また現在の状態を保存ができるので印刷していろいろな調査につかえる。

 もうひとつが、ノートンシステムドクターである。なんか仰々しい名前がついているが、ぶっちゃけて言うと「パフォーマンス管理ソフトおよびノートンシステムワークスのランチャー」である。CPU使用率、ファイルシステムの断片化率、時計の一致、ネットワークの利用率(独自のサーバ(pings.symantec.com)になんぞして計測しテイルっぽい)などなどがグラフや信号などの表現でカスタマイズ可能。ウインドウ表示、背景の変更などが以外にも結構柔軟に変更可能。そして、メニューからノートンシステムワークスに含まれるユーティリティにアクセスできるので、これがあれば実質ノートンシステムワークスのコンソールなどいちいちあの重いやつをがりがりと起動しなくても軽くて常駐するようになっているので簡単である。



 と、ここまで書いておいてなんだが……ぶっちゃけ、ノートンシステムワークスに含まれる機能の大半はフリーソフトオープンソースソフトで代替できる感じである。ウイルス対策ソフトだってあるし、ディスクデフラグツールはある程度最適化できるものがフリー版として現在Windowsにディスクデフラグをライセンスしているメーカが公開していたりする。
 また入手が難しいバックアップソフトやファイル変更を監視してデータの履歴を入手するソフトウエアなどは他社製のものがある。


 しかし、それらのツールって結構競合しやすいソフトウエア群だったりすると思うし、安定性はそれほど期待はできないだろう。それが、パッケージになって一括でインストールでき、また一番重要な転ばぬ先の杖である「シマンテックリカバリーディスク」は代替になるものはなかなかないものまで全部そろってしまうってのは、なかなかの魅力だと思ったり。

 ただ、いかんせんドキュメント類がかなり乏しいのは、シマンテック製品らしいといえばそうだが、はっきり言ってこれはだめだとおもう。そういう風に代替製品がいくつもある状況においては、とくに、だ。統合ユーティリティソフトウエアではもう独壇場だとはいえ、もうちょっとそのあたりどうにかしてほしい、と思う。

 さて、これから使ってまいりましょう。先生、よろしくおねがいします。

*1:メインで使っているPC