高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

伊達将範『ダディフェイス メドゥーサ(3)』

『ダディフェイス メドゥーサ(3)』

著/伊達将範 イラスト/西E田

発行/メディアワークス 電撃文庫

 シェピロとの戦いにより逸れてしまった鷲士を追い、美沙は、激しい追撃を逃れ、そしてそこで見る異形の生物と出会う。 そして、最深部へと落ちた鷲士も時を同じくして、この都市の真実を聞いていた。それは……。

 9歳年の差の親子とオーパーツ、トレジャーハンティング、そして神……なダディフェイス6冊目。メドゥーサ三巻目。11月発売の電撃文庫新刊。

 今回はすごくスケールが広くなってます。いや、いままでも非常にスケールの大きな話だったのですが、さらに。現世界で流行する「メドゥーサ」……。

 そして「なぞが謎を呼ぶ」と言う感じではなく、一つの壮大な神話のなかに、現代のフェイスたちがいるような……そして散発的に起きる戦い……。

 そして完全に続き物です。とりあえず読んでも分からないので、自分もメドゥーサ一巻から読み返し……が勢いあまって冬海の人魚から読み返したり。前回ものすごいところで終わってまして、なのであれから時間的には全部で一日たっているかどうか、ぐらいのわずかな時間、なので、ごらんになる際はメドゥーサ1から。

 以下ネタバレ含む。

 てか、デイモンが変容。てか、なんかすげえいいキャラしてますがこのおっちゃん。てか、どこまでが本当で、どこまでが芝居か、メドゥーサの一巻から読み返してみると、わからなくなる感じであります。実は、美沙と二人きりになったからああしたのではないか、とか。……なんかすげえいい味だしてるおっちゃんキャラでありますよ。
 そして、展開はなんというかな……このままリムーブブカースへとつながっていくのではないかと言うほどであります。

評価は10中8。続き早めに出してくださることを希望! できたら2005年前半にはなんとか……だって気になるし!

 しかし……前巻でたのが2003年9月だったとは……もうそんなにたったのか。