高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星で(5)』

空ノ鐘の響く惑星で(5)』

著/渡瀬草一郎 イラスト/岩崎美奈子

発行/メディアワークス 電撃文庫

 内乱を収めた第四王子フェリオ。争いはとりあえずは収まったものの、タートムの侵攻は近づいていた。かつてレージク側についた諸侯たちをもまとめ、国を整えていった。 そしてフェリオは正当な王位継承者である兄ブラドーに王座を譲ろうとするが……。
 そんな頃、フェルナム神殿の司教、シナートが身分を隠しフェリオに面会を求めてくる。それは、ウルクの危機を伝えるものだった……。

 二つの月と、“来訪者”……渡瀬草一郎のファンタジーシリーズ。第5巻。電撃文庫11月新刊。

 てか、うわっ!こ、これってもううわああああ。なんというかもう、すげえ。いや、なにがってウルクが、ウルクがぁ……そして何気にリセリナも〜。

 今回は、ちらりと見ると地味展開にみますが、もうとんでもないことに。来訪者たちがいなければ、非常にクオリティが高くても、普通の戦記ものです、が、ここでいろいろと絡んできて……。そして物語は次の段階へと進んでいく……。

 そして……ウルクが…ウルクが!ウルクが!!!!

 以下ネタバレ含む

 ウルクが〜〜〜〜〜〜〜〜。なんというか……あ〜、幼なじみだからよけいに……。
 さらに、ニナが、そしてあのクラウスが、なんとも……あぁ〜、よかったなぁって。
 それから、イリス。自分は、あの弓の彼がリセリナ側にいると聞くと、もう嫉妬としか思えない感じになるのがなんかもう。
 そして……フェルナム神殿の方々……。彼、彼女達はきっと戦いを知らないのでしょう、しかしそこで戦いに叩き落されても、しかし自分達で考えて行動する……、なんかじーんと……。

 なんか美しい娘さんと、渋い紳士騎士による物語でありまして……。片っ端からネタバレになるのであれですが、これはとりあえず
 「読め」と。未読の人はとりあえず読んでください。必読。

評価は10中8.5。てか9にしてもよいが、うがぁ。


 ……って、こうして書くのは結構ブランクがあったりする。ちょっと調子が戻らなくって、気持ちばかり先行しすぎて美味くかけません(汗 ちょっと無念なので、あとで書き直すかもれません。m(_ _)m