高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

野島けんじ『鳥は鳥であるために』

鳥は鳥であるために (MF文庫J)

『鳥は鳥であるために』

著/野島けんじ イラスト/沖史慈宴

発行/メディアワークス MF文庫J

 呪受者……。 差別の対象となるこの呪受者である志朗は、しかし、自らについている水色のカバの呪い、むっちいをかくして通っていた。
 ある日、志朗は学校から出たところで奇妙な集団、メイドの集団にさらわれる。それは、志朗に憑く呪い、むっちいの、のろいを食べるという能力ゆえだった。そしてつれされれた巨大な屋敷で呪いを、むっちいに食わせることを強要されれる。 そして、追い出されるように屋敷を出された志朗は、一人の変わったメイドと、少女と出会う。彼女は、自らの兄を一緒に探して欲しいという。その少女は、やはりその屋敷のお嬢さまではあるようなのだが、しかし様子がおかしく……。

 呪われ、それゆえに差別される少年と、少女の物語。MF文庫J10月新刊。

 物語は、一人の少女と少年が出会うことから始まります。そして、少年は、妹とともに、その少女の心を徐々に溶かしていく……。
えっと、お嬢さまに、メイドに、それから秘密となる深い過去。そして明るい妹はおにいちゃんと兄を慕う。そしてその妹……。てか、この本は、妹が命!

 主人公の妹が命であります。 彼女は一番前向きで、呼んでいて気持ちがいい。なんとなく横道にそれていきそうな主人公とヒロインを、持ち前の明るさでフォローしていきます。 
 が、その……いろいろですが、なにか一つに特化してほしかった。どれも微妙なんだよなぁ(汗 後、芯と説得力、それからリズムがほしいとか、手加減しすぎと言うか(汗 いろいろ。ちょっといろいろ書きたいですが、ちょっと自分は読めて無いというか合っていないので(汗 あまり書かないことにします。

 それから、後、タイトルから受ける印象と、結構本編は違うというか、なんでタイトルがこうなったのかちょっと今の時点では分からないくらい違いますので(^^;) タイトルで買うと「え?」と思うかもです。
 それから話はまったく途中です。なので、たぶん続きがあると思います。完結してないです。複線とかじゃなくて、完結してないです。

評価なし! というわけで総じて自分には合わなかったです。終わり(ぉ