高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

榊一郎『スクラップド・プリンセス2 赦されざる者達の騒動歌』

赦されざる者達の騒動歌―スクラップド・プリンセス〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

スクラップド・プリンセス2 赦されざる者達の騒動歌』

著/榊一郎 イラスト/安曇雪伸

発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫

パシフィカ、シャノン、ラクウェルの三人は、旅の果てに、偏狭の町にたどり着く。宿に宿泊し、とりあえず町に滞在する三人だったが、しかし、パシフィカ……廃棄王女を追う刺客に襲われ、店を大破してしまう。迷惑かけた、とこれ以上被害を増やさないように立ち去ろうとする三人だったが……それで済まされるはずも無く、弁償することに。そしてさらに長く滞在することになる。
 そうして日々を過ごしていく上で、宿屋の娘、ウイニアや、町の人々と近づいていくパシフィカたち。しかし、そこに、黒衣の少年が近づく……

 『スクラップド・プリンセス』シリーズ2巻目。シリーズ読書中。

 今回は、三人は一つの町に立ち寄ります。はじめは少しだけのつもりでしたが、しかし、不足の自体に見舞われて、長く滞在することとになってしまいます。そこで、一人の少女と仲良くなるパシフィカですが、しかし、そこで一巻の終わりに登場した少年の暗殺者が……。

 今回は一つの町を舞台にした短編連作形式……全体的にこんな感じですすむのか? エピソードがつみかさなっていきます。物語は戦ってばかりと言うわけじゃなくて、しっかりこの町での日常も。なんとなくのんきなやつらだなぁ、とほほえみながら。

 しかしそれが……。
 以下ネタバレ含む

 最後、ありがちといったらありがちなんですが、旅立つ彼らに……。そして、何かあったとき、すぐに旅立つという選択をした彼らが……なんかじんわりと来ました。

評価は10中7.5。手軽に読めます。というわけで続き!