冲方丁『カオスレギオン 0 招魔六陣篇』
街は、敵に包囲されていた。戦いによって死んだ母が最後に残した策……「軍団」――レギオンを待つ少女、ノヴィア。 しかし、そんな祈る彼女の前に現れたのは、剣を持った軍団ではなく、銀色のシャベルを担いだ一人の男だった。
その男は、母が最後に呼び寄せた男、「黒印騎士団のジーク・ヴァールハイト」に間違いが無いというが、しかし、その男は自ら墓堀としか名乗らない。ノヴィアは、友人の妖精、アリスハートとともに彼についていくが……
その男は、母が最後に呼び寄せた男、「黒印騎士団のジーク・ヴァールハイト」に間違いが無いというが、しかし、その男は自ら墓堀としか名乗らない。ノヴィアは、友人の妖精、アリスハートとともに彼についていくが……
カオスレギオンシリーズの、時間軸的には一番前、始まりに位置する物語。読了です。
自分は一番最初に、時間軸的には一番最後になる無印のカオスレギオンをはじめに呼んだのでありますが、そこに登場する人物の出逢いから、ともに旅をするようになるまでの物語です。それから、アリスハートの存在に対する物語も。
なんというか……友というものはいいものだなぁ、としみじみ。つくづく。
以下ネタバレ含む。
一連のストーリーは、ジークが主役と言うより、ノヴィアが主役?というかんじであります。
評価は10中8。現在刊行されている04まで購入済み。さ〜次を!