高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

最近、「突然シャットダウン」という検索でいらっしゃる方が多いけれど……

 突然シャットダウンする場合、いくつかの理由が考えられる、ときいたことがある。これは、いずれもWindowsXPの場合だが、

  • 瞬間的な停電。雷などで起きる。
  • システムがトラブル(ブルースクリーン)になり、自動的に再起動
  • 電源系統のトラブル
  • CPUなど、そのほかのハードウエアのトラブル
  • コンピュータウイルスによるもの。

 などである。まず、何回も起こるか(再現性)を確認。突然なのだが、そのときに何がパターンが無いかを注目。

 さて、それぞれだが、一番上の瞬間的な停電は、基本的に対策不能。一回なら、ごくごくたまに(特に雷の時期なんかはもう……)起こるが、観念する。 他に、たとえば、バックアップ機能の無いオーディオの時計が頻繁に消えているとかと同時に頻発するようなら、電気屋さんなり、地元の電気会社調査を依頼したほうがいいかも。
 お金があれば、UPS、という電源を供給するもののなかで、瞬間転電に対応したもの、さらに、高級な電源ユニットで対応していることがある。もちろん、バッテリーを積んでいるノートパソコンは問題なし。


 二番目の、システムトラブルは、WindowsXPで致命的なエラーが起きたときに発生する。
 WindowsXPでは、ブルースクリーンになるときは本当に致命的な問題が起きており、すでに復旧するには再起動するしかない。しかし「知識が無い人は混乱するだけだろう」と考えたマイクロソフトが、ブルースクリーン、つまり、致命的なエラーになったとき、自動的に再起動する、というのを標準で設定してあるせいである。このせいで、場合によっては突然再起動するように見える。(一瞬青い画面が見えることが多い)
 これを解除するためには、WindowsXPの場合、マイコンピュータを右クリック、プロパティー選んで、システムのプロパティの画面を呼び出し、その中から「詳細設定」タブを選んで、起動と回復、と囲まれた中の設定と言うボタンをクリック、そこから「自動的に再起動する」のチェックをはずすことででる。 ついでに、このブルースクリーンでも、再起動しない場合がある。その場合はさらにやばいというか……。だけれど、このように設定を変更した場合は、これをどっかにメモしておくなり、覚えておいたほうがいいかも。


 で、これが頻発するときは、なにかおかしいということになる。(一回だけでは大丈夫。たとえば、幹線道路沿いで、近くを高出力に改造した違法な無線を積んだトラックが電波を出して、それによりエラーが発生するとか、そういう偶発的なエラーは、もちろんありえるのである)こういう場合は、普通のトラブル対策と同様、まず、いつからこういう風になったのか、その前にいったい何をしたのか、と考えてみるとか。コントロールパネル→パフォーマンスとメンテナンス→管理ツール から起動できるイベントビューアーで、ログをあさってみるなどして、原因を考えてみる。そして、その原因を取り除く、システムの復元をしてみる、システムの再インストールを実行する、など。
 また、メーカーのサポートセンターを利用してみるのもいい。だが、その場合でも自分である程度状況を整理しておいたほうが、話が通りやすい。とりあえず、メモを作ってみよう。そのほうが、自分の経験だとサポートセンター側でも丁寧に対処してくれる。



 さて、残りのふたつのトラブルの場合だが……、これ、と検討をつけた場合、まず、電源タップを変えてみる、電源の延長コードを変えてみる、壁の電源に直接つないで見る、などと取り合えず自分でできることをしてみる。 ……たまに、サージ機能つきのタップなり、サージ装置が、サージ機能を起こして雷などを遮断したが、なにげに半死のまま生き残ってしまい、中途半端に電圧が落ちて止まる、ということがあるそうな。

 さて、それらをやってだめだった場合……、とりあえず自分じゃ無理と観念して、システムの管理者(よーするに家族なら一番詳しい人)がいればその人、自分だったら自分で、メーカーのサポートセンターに連絡を取ろう。

 これが、たとえば、自作パソコンな人は、電源だけ交換してみる、とか、メモリを変えてみる、CPUを変えてみる、とか色々無茶なことができるのだが、大体のメーカー製のパソコン(つまり、NECとか、富士通とか、ソニーとかが作ったパソコン)は、こういう場合交換してみる部品をいじると、サポート対象外になったり、保障が利かなくなったりするので、やめたほうが無難。

 また、さらにウイルスによるものもあるらしい。この場合は、とりあえずシマンテックなどの各ウイルス対策ソフトの会社を参照し情報を収集する、「セキュリティー・レスポンス」の中のオンラインウイルスチェックを利用し、ウイルスを特定し、駆除する、などの方法があるが、難しい。ウイルスの種類を特定したら、他のコンピュータで、各ウイルス対策ソフトメーカーが、有名なウイルスについては除去ツールを後悔しているので、それをダウンロードし、CD-Rに焼くなりして持ってきて実行するなどの方法が現実的だが、この場合、ウイルスの種類を自分で特定しなければならない、近くに使えるパソコンがある、もしくは、協力者がいる、ということが条件なので、やはりこれも難しい。
 なので、この場合は、普段からウイルス対策ソフトを利用し、ウイルス定義ファイルを常に最新の情報にあげる、WindowsUpdateで新しいOSの不具合が出たら、なるべく早くダウンロードし、適応する、普段からバックアップを行う、という基本的なことが有効である。
 が、なってしまってからどうしたらいいかというと…最近のウイルス対策ソフトは、インストールする際に、ウイルススキャンを実行する。これによって運がよければなんとかなるかもしれない。が、これは当然発売されてから後に登場したウイルスには対応できないけれど……。


 というのが、自分のこういう場合の対処法なのです。たぶん間違っているところも多々あるだろうけれど、とりあえずメモしてみる。