高森太郎の日記。

高森太郎の日記です。

封仙娘娘追宝録(6) 憎みきれない好敵手

 封仙娘娘追宝録(6) 憎みきれない好敵手
 著/ろくごまるに イラスト/ひさいちよしき
 発行/富士見書房 富士見ファンタジア文庫
 (ISBN:4829128062)(高森太郎書店では『最近読んだ本』のコーナーに。)

 シリーズ6巻目、六冊目読了。

 旅を続けている二人、殷雷と和穂の二人は、ある日、街道にて、男の子に勇ましく、二人に「宝貝を渡せ」などといわれる。。和穂はなんだか心配になり、「だいじょうぶ?」などというが、彼は「子ども扱いするな!」と怒るわけで。が、殷雷が一撃を繰り出すと、彼は鉄扇でその一撃を防いだ! そう、その男の子が宝貝使いだったのだ!宝貝を狙う組織に依頼されているらしい。 そして、彼の後ろからあられたのは……殷雷と同じ時期に作られた四本の刀の一振り、恵潤。 そして、殷雷は、彼女を見るなり、いきなり……抱きついた!?

 仙の術を封じられているが、素直で、芯が強い少女、和穂と、彼女の守り役、殷雷の二人の宝貝を集める旅の物語。

 今回は、親の敵を探しつつ、武者修行をしている少年と、彼を手伝うい、見守り同じく旅をしている宝貝、恵潤がゲスト。 そして、最後に進んでいく上での、組織が出て、ついに二人の前に立ちふさがる宝貝使いたちが、組織的に動き出しして……そして、四人となった一行は……。

 それから、前出てきた、盗賊の「夜主」と、技術を持ち、村を救うためにがんばった少女「梨乱」が再登場。というか、梨乱は、夜主が盗んだ宝貝を取り戻すためにしていたんだけれど、なんか妙な事になっています(笑)

 以下ネタバレ含む

 そして、最後、最後で、恵潤は、少年にひとつ、残すのですが……なんか泣けます。殷雷の女性、と言う感じで……そして、その後、引っ込みましたが、これからどんどんでてくるのかなぁ、と言う感じ。

 評価は10中8。 そして、物語の収束に向かって進む……。